子育ての悩み

子育てしつけ|過度な口出しはとんでもない結果に!育児経験から学んだアドバイス

子供の教育やしつけにはその程度まで親は口出ししても大丈夫なのでしょうか?本日の体験談は言葉がけや口出しを過度にしすぎて、子供が拒否反応してしまったケースを紹介します。

目次

【子供のしつけ】過度な口出しはNGか?見守ることの重要性

子どもが1歳半頃を迎えたころ、食事のときにスプーンやフォークを使ってほしいと思い、少し厳しく教えていました。少しでも手掴みで食べようとすると父(旦那)も母(私)もすぐに「~ちゃん、スプーンで食べようね。」と言葉がけをし、手にスプーンを持たせていました。

そのようなことを繰り返していたので、少しずつスプーンやフォークをうまく使えるようになり順調だと思っていたのですが、1歳8か月くらいになったある日、食事をボイコットするようになってしまいました。(パン以外ほとんど何も食べない状態です。)スプーンを使うどころか手掴みですら食べてくれなくなってしまいました。

こちらが口まで運んでも、首を横に振り大声をあげて怒ってしまいます。食べものをわざと床に捨てたり、皿ごと投げたりすることもありました。最初はきつく叱りましたが、まったく逆効果でした。

そこで食事のときは、近くに座って横から手出し口出しするのをやめ、台所で家事をしたり、自分も食事を一緒に食べて子どもばかりに集中しないようにしたりして様子を見ていました。

そうすると2週間ほどで手掴みで食べるようになりました。手掴みで食べても、スプーンを使わせることはせず見守っていると、1歳10か月くらいになって、自分からスプーンを持って食べるようになりました。このような経験から子どもに無理強いしてしまうと嫌がってしまうので、見守る方が良いと感じました。

周囲との比較が原因

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1歳半を過ぎたころから、友達(子どもを通して仲良くなった人)と公園や子育て支援センターなどで遊んだり、ランチに行ったりする機会が増えたので、これまであまり入ってこなかった同じくらいの年齢の周りの子どもたちの情報がたくさん入ってくるようになりました。

友人との会話の中心は、子どもが今、どんなことができるかといったものが非常に多いので、友人の子どもができることと自分の子どもができることをついつい比較してしまうのです。私が一番仲良くしている友人の子どもは、誕生日がまったく同じなので、体の大きさや成長のようすなどを互いにたくさん話し、そのたびに比較してしまっていました。

その友人の子どもは1歳半でとても上手にスプーンを使っていたため、自分の子どもも同じようにという焦りから、我が子はあまり望んでいないのにスプーンを強要してしまったことから、やる気がなくなってしまったのだと思います。

また言葉は分からなくても親が周りの子どもと自分を比較しているという空気感のようなものが伝わってしまったことも原因だと思います。

情報を鵜呑みにするのをやめる

育児書やインターネットに月齢ごとの平均身長・体重や~できるというような成長段階の目安が載っています。私は妊娠中からこういった情報をすぐに調べて、理想の子育てを追及しすぎていたように思います。

「今は~しないといけない」とか「~できてないから、~しよう」という考えを常に頭の中に持ってしまっていたため、理想どおりにならないと大変落ち込んでしまい、多大なるストレスを感じてしまっていました。

父親である夫にも少しこういう傾向があり2人して、常にイライラしてしまっていたので子育ては大変、辛いと思うことが多々ありました。しかし考え方を変えるようにしました。大人にも得意不得意があるのと同じで、子どもの発達段階も個人差があるのは当然のことです。

育児書やインターネットはあくまで目安であり、義務ではないのですべてを鵜呑みにして型にはめようとするのはよくないと思いました。少しくらい成長が遅くても個性と受け止め、細かいことを気にせずゆったりとした気持ちでいれば子育てはかなり楽になると思います。

やってはいけない行動

1つめは育児書やインターネットの成長の目安の情報を鵜呑みにしたり、周りの子どもと比較したりして、大人の理想を押し付けてしまうことは絶対にやってはいけないことだと思います。子どもが何かできないことがあったときに「お友達の~ちゃんはできるよ。」「~(兄弟)はあなたの年齢のときには…ができてたよ。」

(2人以上いる場合)という比較するような言葉がけも絶対にいけないと思います。このような行動は、1人の子どもの個性を尊重しない言葉や行動で、子どもの心をとても傷つけてしまうからです。このような行動の繰り返しで子どもはやる気をなくしてしまいます。

2つめは汚い言葉遣いやマナー違反の行動です。子どもは何でも真似をしてしまうので、まずは大人がきちんとした言葉や行動を見本としてみせることが大切です。

自分の時間を作ろう

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家の中に籠っていると、社会から取り残された気分になり不安や孤独を感じてしまいます。生後半年くらいを過ぎたら、子育て支援センターや近所の公園などに出かけると気分転換になります。子どもにとっても同じくらいの子どもとコミュニケーションをとったり、体を動かしたりできるので様々な能力を身につけ成長できる絶好の機会です。

24時間子どもと一緒にいるのは息がつまってしまいます。旦那が休みの時は、子どもを預け短時間でもいいので自分の時間をつくることが大切です。

子どもと旦那に出かけてもらい、自分は自宅で読書やDVD鑑賞をしたり、普段行けないショッピングや外食に行くと息抜きができてストレスを減らすことができます。祖父母が手助けできる環境にあれば、適度に祖父母に頼ることもいいと思います。

まとめ

私は育児書などの情報や、友人との会話の中で自分の理想とする子育てのイメージを強く持ちすぎていました。その結果子どもにいろいろなことを押し付けてしまい、うまくいかないと落ち込んでストレスを溜めてしまうということがありました。

特に食事のスプーンは早くできることばかり考え、子どもの気持ちを無視してしまったため、子どもが怒ってしまい、自分もイライラしてストレスしてを溜めてしまい、最悪な状況になってしまいました。

しかし考え方を変え、子どもの個性を尊重し優しく見守る姿勢を心掛け実行したところ、子どもが何も言わなくても積極的にスプーンを持つようになってくれたので、とても嬉しかったです。スプーンと限らず、いろいろなことにおいて、何でもかんでも口出し手出し、強要するのではなく子どものペースにあわせ意欲を引き出せるようにできればいいと思います。