子育ての悩み

お絵描きアプリibis Paint X|気軽に使える内容・コツ・デメリットまとめ

お絵描きアプリが欲しい方・ibis Paint Xの内容を知りたい方へ

ibis Paint Xを使ったお絵描きアプリを今回は紹介します。アプリの内容やコツ・デメリットなどもまとめましたので参考にしていただければと思います。

ibis Paint Xはデジタルお絵描き用のアプリです。特に、簡単なマンガ(日常のエッセイマンガ等)を手軽に描きたい人におすすめです。無料で使用できます。

ブラシ機能、塗りつぶし機能、コマ割り機能、文字入れ機能等、基本的な機能が備わっています。本格的すぎるお絵描きアプリの場合、機能が多すぎてチュートリアルを見ないと操作が理解しにくいこともありますが、このアプリは画面がシンプルなので直観的に操作できます。初期設定では数は限られているものの、Gペン・エアブラシ・ボールペンなど、ブラシも様々な種類から選ぶことができます。

フィルター機能を使うことで、描いた絵の色相や明るさを変えたり、一部にモザイクをかけたり、ノイズを入れたり、ステンドグラス風や水彩風等にタッチを変えたりすることもできます。

背景や感情表現のトーンも、モノクロとカラーのものが両方入っており、手軽に使用することができます。

目次

手軽に使えるお絵描きアプリibis Paint X紹介

様々なトーンを気軽に使えるところが特におすすめです。特に、背景景色のトーンが面白いです。

初めて日常系のコミックエッセイを描こうと思ったとき、背景を描くのはなかなかハードルが高く取り組みにくいですが、このアプリであれば無料で背景トーンが使えます。部屋の中の様子や学校の各教室、夜景や浜辺など、様々なシチュエーションのトーンがそろっています。トーンの中には、花火、炎のエフェクト、雷のエフェクト…などファンタジックなものもそろっているので、戦闘っぽさを出したり、あえてギャグに使ったりすることもできます。

少女マンガでよく出てくる花や点描、ギャグマンガでよく見るびっくり表現や集中線などのトーンもあるので、登場人物の表情などがまだうまく描けなくても、トーンを貼ることで雰囲気を増すことが可能です。

表現のバリエーションを広げるためのコツ

表現のバリエーションを広げるためのコツを、2点ご紹介します。

広告動画を観て、使えるブラシの種類を増やす

初期設定で使えるブラシの種類は限られていますが、ブラシ機能を開いたときに表示されている「Ad」というボタンを押して短い広告動画を観ると、使えるブラシの種類が増えます。

特にコミカルなエッセイマンガを描きたいと思ったときには、筆文字が使えるのが大きいです(ツッコミを入れたい個所や強調したい個所を筆文字で書くと、他の文字と差別化できてメリハリがつきます)。

筆風のペンも何種類もあるのですが、「走り書き筆」というペンと「かすれ筆」という筆が、ニュアンスが出やすくておすすめです。

フィルターを活用する

配色がうまくいかなかったなと思うときは、フィルター機能の「色調整」の中の「色相・彩度・明度」を使って鮮やかさや色合いを変えてみると、雰囲気が出ることがあります。

また、「ピクセレート」というフィルター機能を使うと、アート風の仕上がりにでき、面白い作品になります。

デメリットは3つ

デメリットだと感じる点は、主に3点あります。

トーンのデザインがやや古い

特にカラーの柄トーンについて、90年代っぽいデザインの昔のマンガ風のトーンが多いので、(その古さが味になる作風でない限り)ちょっと使いにくいです。

背景トーンのアングルが限られている

モノクロの背景トーンは、学校の場面がたくさん収録されているのですが、「教室」のトーンは黒板が見えるアングルからのものばかりなので、やや使いにくいです。

一部のブラシの質感がいまいち

広告動画を観ると使えるようになる「鉛筆」や「水彩」等のブラシ、かなりデジタルっぽさが強いので、使いにくいです。

鉛筆や水彩等の質感をデジタルで再現するのであれば、同じく無料で使えるアプリAdobe Frescoがナチュラルでおすすめです。ibis Paintには画像を取り込むこともできるので、色鉛筆や水彩っぽいイラストを取り入れたいときは、Adobe Frescoで描いたものをibis Paintに配置して仕上げたりしても良いと思います。

こんな人におすすめ

「SNSで他の人のコミックエッセイを見て、自分でもマンガを始めて発表してみたいと思ったけれど、何を使って描いたら使ったらいいかわからない」と思っている方に特におすすめ。まずは新しいものを買わず、自分が持っているものだけで始めたいという人は、一旦アナログ(紙と鉛筆)で主線を描き、それをスマホのスキャンアプリ等でデータ化し、色塗りの仕上げだけ当アプリで行う、ということも可能です。

ただ、iPadがあると①下書きから仕上げまでこのアプリで完結できる、②絵や文字の位置を簡単に調節することができる、③多くの機能が使いやすくなる(特にトーン貼り)等、メリットがたくさんあるので、できればiPadで使用するのがおすすめです。

特にトーンが手軽に使えるところが良いです。トーンがあれば自分で描く絵を少なくしても画面が埋まるのでマンガを描くハードルがぐっと下がりますが、アナログだとトーンは値段が高い上に貼るのにコツが要るためです。