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映画【恋空】あらすじからストーリー[ネタバレ注意]・その後について考察した

恋空という人気少女漫画が映画化され一躍日本中で人気となった映画の紹介です。今回は恋空のあらすじからネタバレ・感想。そして、恋空を知っている人なら誰もが感じる疑問点や考察に迫ります。

目次

映画「恋空」あらすじからネタバレ注意まで

高校生同士が恋に落ちる物語です。新垣結衣演じる田原美嘉は高校1年生です、同級生には三浦春馬演じるヒロという髪を金髪にしたいかにも不良のヒロがいました。ある日、美嘉は図書館に携帯を忘れてしまいます。

携帯を探していると突然携帯の着信音が聞こえます。電話に出ると名を名乗らない男性からでした。それから、二人は携帯電話で毎日のように話すようになり、お互いに惹かれていきます。

その後、二人はプールで待ち合わせをしますが、その時に初めて電話の相手が不良のヒロだと知るのです。しかし、ヒロは外見とは異なりとても優しい男性で、二人は付き合うようになりました。

その後、美嘉は妊娠しますが、流産してしまいます。二人は公園の一角に、赤ちゃんのお墓を作ります。

ヒロは自分が癌であることをしり、身を引きますが、毎年赤ちゃんの明日にはお墓にお参りしていました。余命残り少ないヒロを美嘉は看病しますが、最終的にはヒロは息を引き取ります。

ストーリー「ネタバレ注意」・感想

この映画のストーリーは、美嘉が携帯電話を図書室の中に忘れ、探している時に着信音がなりそのおかげで携帯が見つかるのですが、電話に出てみると、男子からの電話でした。

そして美嘉は、相手が誰かも知らずに電話でのデートを重ねます。後日、待ち合わせて実際にあった時に初めて、美嘉は電話の相手が金髪男子高校生のヒロであることを知るのです。

はじめは美嘉も戸惑いましたが、ヒロの優しさに惹かれ二人は付き合うようになり、学校を二人で抜け出しひろの家でキスをするほどの仲になります。しかし、ある日美嘉はレイプされてしまいます。

その黒幕はヒロの元彼女の咲だったのです。美嘉は、産婦人科に行き妊娠していないことを確認しました。その後、美嘉はヒロとの子どもを妊娠します。それを聞いたヒロは大喜びします。

しかし、咲に突き飛ばされたことで流産してしまうのです。二人は、公園の花壇の一角に赤ちゃんのお墓を作ります。その後、ヒロはなぜか美嘉を遠ざけようとします。そして、二人は別れてしまいました。

しかし、ヒロは赤ちゃんのお墓参りは毎年欠かさず行っていました。赤ちゃんの命日であるクリスマスイブに二人は会う機会がありましたが、あるとし突然、代理としてヒロの友人がお墓に来ます。

そして、ヒロががん入院中であることを知らされ、病院へ急ぎます。美嘉はヒロと病室で再開しますが、ヒロは冷たい雰囲気。しかし、美嘉はヒロの指に二人の思い出の指輪がされていることに気づき、「だって、ゆびわしてるじゃん」というのです。それから、美嘉は毎日ヒロの看病をします。

しかし、ヒロは衰弱する一方です。そんな時、ヒロは美嘉に写真の現像を頼み、美嘉は現像しにカメラ店に行きます。

その帰り道、ヒロの容体が急変したという電話が入ります。その途中美嘉は、転んでしまい、その時の衝撃で現像した写真が道に散らばります。なんとその写真の被写体は、美嘉ばかりだったのです。

思わず、ヒロの携帯にビデオ通話の電話を入れます。そして、ヒロは美嘉と通話しながら息を引き取ってしまうという物語です。

率直な感想・みどころ

この映画の見所は、美嘉がヒロに対して心を開いていくプロセスです。最初は誰かも知らない状態で、電話通話のみのデートで彼の心の優しさに惹かれていき、実際にヒロにあった時の、美嘉の戸惑いや、実際にあってもヒロは優しい性格であると確信して付き合うことになるストーリーが魅力です。

また、ヒロの外見と内面に抱える優しい心のギャップがも見どころの一つだと思います。

また、この物語を切なくしている要素の一つとして、美嘉がせっかく妊娠して、ヒロも髪を黒く染め美嘉の両親に挨拶に行き二人の中を認めてもらったにもかかわらず、流産してしまうところです。そして、二人で公園の花壇に赤ちゃんのお墓を作るところが切ないです。

また、一度は別れを切り出したヒロも毎年命日にかかさず墓参りをするところが、ヒロの優しさを感じます。

もう一つの、見どころ要素はヒロががんになってしまうことです。特に切ないのがヒロが亡くなってしまうところです。死の直前のビデオ通話のシーンがとても泣けます。

考察・気になる点

・なぜ美嘉はヒロに心を許したのか?

美嘉がヒロに心を許すプロセスについては、とても良い演出がされていると思います。

金髪のヒロは、外見だけでは普通の女子高生である美嘉には見向きもされない男性であると思いますが、最初は匿名で電話をし会うことで、ヒロの優しさを美嘉が理解し始めるという設定が良くできていると思います。

・映画の設定上美嘉に流産させる必要があったのか?

美嘉に流産させる必要はあったのでしょうか。個人的には、その設定はとても効果的だったと思います。そのおかげで、赤ちゃんのお墓が作られ、二人が別れてしまったとしても、毎年命日のクリスマスイブには、二人が会う設定となっていたからです。

そして、代理の友人が来た時に、その友人から、ヒロががんと闘っていることを知るという展開のためにも、必要だったのではないでしょうか。

ヒロは死ぬ必要があったのか

映画の演出として、ヒロの死は重要だったと思います。そのおかげで、最後にビデオ通話のシーンがとても切なく描かれています。

まとめ

新垣結衣さんや三浦春馬さんがファンの人には特におすすめの映画です。また、この映画は世代を問わず、誰が見ても泣ける映画に仕上がっています。特に、高校生にとっては親近感を持ってみられる映画と言えます。

大人が見たとしても、学生時代のことを思い返しながら見られるのではないでしょうか。この映画は、展開が早くそのストーリーの中では様々なことが起こります。

そのストーリー展開を楽しみ、見終わった後で切ない気持ちを持ちながらも、美嘉が最後には前向きに生きることを決心するシーンがあり、生きることはどんなことなのか改めて考えさせられる作品です。