ランニングが初めての人向けの走り方、注意点。特に脛やふくらはぎが痛くなってしまう場合の対処法を紹介。
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体力に自身がない人向け「正しい走り方」初心者向けに紹介
私はもともと体力がなく、なんとかしなければとは思っていたのですが仕事があるから疲れているからと理由をつけて運動を避けていました。
しかし、近年体力不足を実感することが有り、これではいけないとランニングをはじめました。ですが、ランニングなんてただ走るだけだろう、あとは苦しいのをいかに我慢できるかどうかだ、と、根性で走り始めたところ2日目でひどい筋肉痛で起き上がれなくなりました。
特に脛の前側、弁慶の泣き所のあたりとその後ろ、ふくらはぎの筋肉がパンパンに張り歩くのにも支障が出る有様。
しかしそれにも関わらず「運動は苦しくて当然」と、無理して走る>筋肉痛で倒れるを何度も繰り返し、ある時「こんなに苦しんでるのに、走る速度も距離も伸びていないぞ?」と、当たり前のことに気づいて慌てて調べ直したのがきっかけです。
正しいランニング法とは
まず前傾姿勢で走ることをやめましょう。これは走る場合だけでなくウォーキング、ジョギングの場合でもです。足を動かすランニングでなぜ上半身の姿勢の話が出てくるのかと思うかもしれませんが、これはすぐ疲れてしまわないためには特に重要です。
脳みその入った頭という重量物をしっかり背骨の上に乗せて、つまり背中を真っすぐ伸ばして、その上に頭を乗せる状態にしないと、体のバランスが前に崩れている状態なのでつま先に余計に力を入れなくてはいけなくなります。
また、前のめりでは背中が丸まってしまいやすく、肺を圧迫してうまく空気を取り込めなくなるなどいいことが有りません。背筋を伸ばして走りましょう。
そして、足だけを動かすのではなく、腰から動かして脚を出すことです。足だけ出そうとすると、足の筋肉の中で一番大きい太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)が、全く使われないまま走ることになり、どう頑張っても長く走れません。
そして最後に気をつけるのは、片足で地面を蹴って走ったあと、次の足を地面につく時「かかとから足をつける」ことです。つま先から地面に足をつくと、脛とふくらはぎの筋肉が足に掛かる力のすべてを受け止めることになり、着地はたしかにスムーズになりますがヒザ下だけがものすごい筋肉痛になり、すぐ走れなくなってしまいます。
マラソン・ランニングが苦でない
この走り方を実践すると、今まで1キロも走りきれなかった自分でも2キロ、3キロと走り続ける習慣を持てるようになりました。
マラソンなどの競技への参加はまだまだだと感じますが、走り続けられるということが自信にもつながっていると思います。
走る目的がダイエットにしろ、筋力や持久力を鍛えたいという目的にしろ、まずは長時間走っていても筋肉痛で走れなくなってしまったりしないことは重要だと思います。
特にダイエット目的の場合、走り出したはいいものの5分もしないうちに息切れしてへたり込むようでは脂肪燃焼どころではありません。持久力をつけたいなら尚更、正しい筋肉を効率良く使う方法も同時にトレーニングしたほうが、日常生活でも持久力を発揮できます。
まとめ
体力をつけたい、マラソンや強歩大会などの競技に参加してみたい、または誰かと一緒にジョギングをしてみたい、という、今まで走ったことはないけれど、これから走ってみたいという人に向けられればと思います。
実のところ、学校教育でのマラソン、100メートル走などの体育で習うのは、せいぜい「ももをしっかり上げて!!」「地面をしっかり蹴って」「腕を高く振って」などの、走るという動作をさせるのが目的の行動にすぎず、高等学校などでも走るフォームの正しさを一人ひとり指導、、、なんてことはしないのが普通ではないでしょうか。
そういったこともあり、正しい方法を知らずにがむしゃらに根性だけで頑張ってしまう人にこそ、「その動きを、こう変えればさらにうまくいく」というノウハウが必要になるのではと思います。