Coffee Incは、一言で表すと「カフェの経営者になる」ことがテーマのシミュレーターです。一見単純でありがちゲームに思えますが、実はびっくりするほどディティールにこだわって作られているんです。
ゲームをスタートすると、自分で開店するカフェの名前やロゴを選ぶところから始まります。そしていくつかあるマップの中から一つ選び、1号店をオープンします。オープンさせるには、カフェの外装、内装、コーヒーメーカーの種類、店員の人数と賃金などを決定する必要があります。
しかし、初めは資金が少ないためしっかりと取捨選択していかなくてはいけません。また、カフェで提供する商品の種類と値段、割引なども選べます。さらには、数種類のコーヒー豆から仕入れやブレンドの配合までできます。
慣れてくると2号店、3号店とお店を増やしていき、他のマップにも店舗を広げることができます。そしてさらに進むと、自分のカフェを株式上場させたり株式投資をしたりベンチャー企業に投資したり不動産投資をしたりとどんどんできることが増えていきます。
目次
リアルなシミュレーションアプリCoffee Inc紹介
この「Coffee Inc」というゲームは、数あるシミュレーションゲームの中でカフェの経営に視点を置いている点と設定の細かさが特徴だと思います。
例を挙げると、コーヒー豆のブレンドができ、時期によってはそれぞのコーヒー豆の相場が大きく変わってくるため、その中から収支のバランスを考えて仕入れていく必要があります。
私は、こういった非常に細かいリアリティのある設定に惹かれて何時間も続けてプレイしてしまいます。他にも株式投資において、ライバルのカフェ店の株を買い占めて買収することもできたり自分のカフェで雇う従業員の福利厚生を決めることもできます。
ライバル店を買収すると、そのまま自分の店舗になるので一気に企業拡大を狙うことができます。従業員の福利厚生は、従業員の勤務中の接客態度に影響し、結果的にサービス向上につながります。
Coffee Inc序盤の進め方・やり方
ゲームを開始するときに初期資産を選ぶことができます。私は、最小資金で開始したのですが、1号店をオープンさせるのに少し資金が足りませんでした。その場合は、銀行でローンを組み資金調達をしなくてはなりません。
ゲームをサクサク進めたい方は、ここで初期資産を多めでスタートさせるとよいと思います。
序盤は、基本的には商品の値段設定、従業員の人数や賃金などを調整していき、店舗一つひとつのサービス向上に努めていきます。そしてある程度の資金が貯まったらどんどん店舗を増やしていきます。
ここまでくると企業としてある程度安定してきます。しかし、さらにお客さんを増やしたい時は、コーヒー豆のブレンドを調整します。
数ある種類のコーヒー豆にはそれぞれ風味や香り、酸味、苦み、粘りなどの違いがあり、ブレンドの割合によって自分のカフェで提供するコーヒーの味も変わってきます。値段の高い豆を多く使用すると香りや風味が豊かになりお客さんから「おいしい」「気にいりました、また来ます」等の口コミをもらえます。
Coffee Incの改善点
このゲームの改善点としては、現状では後半に進むにつれて作業ゲーになってしまう点です。序盤は基本的にカフェの経営・店舗拡大などで、単純なカフェ経営シミュレーターとして楽しめます。
そしてカフェを株式上場させると、一気にカフェチェーンのオーナーから投資家に変わっていきます。もちろん、投資をできる点は非常に面白いです。不動産投資に関してもしっかりと安値で買い取り、高値で売れるように家賃の設定などを考えなくてはいけないので難しいながら面白さがあります。
ベンチャー企業への投資も、非常に大きな金額の投資を迫れられることもあり、悩ましい投資が多々あり非常に興奮させてくれます。
こうして徐々に資産が大きくなってくると使いきれないほどの資金となって使い道が無くなってしまうのです。せっかく稼いでもお金の使い道がないためモチベ―チョンが一気に下がって作業的な動作になってしまうのです。
まとめ
このゲームアプリは、しっかりとリアリティーのある「重み」のあるゲームが好きな人に向いていると思います。また、実際にこれからカフェを開きたいという方や難しいゲームが好きな方、シミュレーター好きな方、起業や投資に興味はあるものの実際に始めるのは気が進まないという方にも向いていると思います。
難易度もいくつかあり、一番下の難易度では、普段ゲームをやらない方やシミュレーションゲームが苦手な方でも楽しめると思います。逆に、難しいゲームが好きな方には一番難しい難易度設定をおすすめします。
最高難易度では、別のゲームかと思えるほど手ごたえがあります。カフェの経営、株式・不動産投資どれをとっても一筋縄ではいきません。リアリティーを求める方は非常に楽しめる難易度になっています。基本的にどなたでも楽しめる内容になっていると思いますので、少しでも興味のある方は始めてみることをお勧めします。